「ビートルズをリアルタイムで見ているような感覚だった」
この言葉は、ボクの後輩が、会社の設立記念パーティーの際にくれた賛辞だ。
今さら自分個人の力を誇示するつもりはない。
でも、この前ちょっと驚いたことがあったから、敢えてこのエピソードを伝えたいと思う。
ボクが新卒で入ったベネッセコーポレーションでは、
プロモーションの成果についての研究が日本一精緻な会社だ(間違いない)
なぜなら彼らは年間およそ1,000の新しいDMを様々な商品で企画し、制作をする。
そしてその分析から戦略策定、企画、制作、撮影、ライティングまでをすべて、1人のマーケターが内製する
という、いい意味で狂った会社なのだ笑
その中で、CTVRが1%を超えるお化けのような企画が出ることは年間5回くらいある。
確率で言うと1/200くらいだと思う。
実は、ボクは1/200の確率のお化けDMを3連続で出した唯一の人なのだ。
まあ、確率で言うと1/8,000,000なので、
4,000人の会社であれば2,000年に一度くらいは出ることだし、宝くじで1等が3回当たるくらいなので大したことない笑
ビートルズは言い過ぎな気がしてきた。
でも、少なくともボクは常に狙ってた。
完璧な戦略と完璧なクリエイティブの融合を。
かくして、ボクは成し遂げたのだが、
当時の狂ったような日々は今でも脳裏に焼き付いている。
家に帰ることをピットインと呼び、
全身全霊をかけて、最終的にはフォントとフォントの空きを1mm増やすか増やさないか(断っておくがこれはロゴの話ではない、合計160,000字ある販促物の話だ笑)
を詰め続けたカタルシスを。
まあ、こんな話はDM0では一度もしたことがない。
所詮過去。大切なのは今と未来だ。
でもね。
ビックリすることがこの前あったんすよ!
まあ、まずはこれ見てくださいよʕ •́؈•̀ ₎
これ、なんだかわかります?
そう、上がボクが15年前に作ったクリエイティブ、
下が今年のクリエイティブなんです。
見た瞬間、どっひゃー!!ってなりましたよ笑笑
おいおいおいおい。
お前らは15年間何をやってるんだと。
少し悲しい気持ちになっちゃったんすよね。
実はベネッセには、
よかったものを流用するっていう悪しき文化が結構あって(っていうか全ての会社が普通そうなんだけど笑)ね。
なぜか流用をすると前の年より80%の効果になるっていう都市伝説があるんですよ。
それがわかっていながら、トレースを選ぶ。
もしかしたら、苦渋の決断かもしれない。
でもね。思うの。
「闘う前から負けることを考えるやつがあるか!?」
そして、それ以上にさ。
「YOUたち、楽しんでる?」って。
いいか。
過去にベストはない。
どーせやるんなら、
YOU,伝説の一つや二つ作っちゃおーぜ!
だってさ、そのほうが断然
楽しいぜ!
と後輩たちにエールを送りつつ、
今、自分たちがしている仕事を見た時に、
二つ思うことがあります。
ひとつはボクらは、ビートルズであるということ。
常に、圧倒的な思考量と行動量で、結果を出し続ける存在であるということ。
そして、当然だが、次々に新しい伝説を作り続けるための進化を止めてはならないってこと。
そしてそれをリスペクトし、楽しむ文化を大切にするってこと。
きっとこれがクライアントのCPAやLTVを良化させていき、ダイレクトマーケティングが世界を席巻する一助になっていると思う。
でも、それと同じくらい、いや、もしかしたらそれ以上に、ボクらが提供するVALUEの中で、一番重要なことってさ。
誰もが不安だったり迷いながら進んでる。
そんなイコールパートナーと伴走しながら、
安心させ、鼓舞し、頼ってもらいながら、
「わかる! 頑張る! 結果出る! 自信がつく! ほんでマーケティングが楽しくなる!!」
っていう瞬間を作り続けるマインドセットなんかもなー。
なーんちってさ。
We promise your success!