みなさんは飲食店の皿の直径を気にしたことがありますか?
実はリムと呼ばれるお皿の縁の大きさは、
料理を引き立てる上で重要な役割を果たしています。
それだけではなく、リムには、お皿を持つ時に
料理に手が触れにくくなったり
ソースがこぼれにくくなったりという
実用的な役割もあります。
一般的に、高級なお店ほどお皿の直径は大きくなります。
その鍵は、お客さま一人あたりの占有面積にあります。
飲食店の売上は、
席数(×稼働率)×顧客単価×回転数
で算出されます。
つまり、同じ面積の店舗であれば、
席数が少なければ顧客単価を上げる必要がありますし、
顧客単価が低ければ、席数を上げる必要があるということです。
席数を増やすためには、一人あたりの占有面積を小さくする必要があります。
吉野家がよい例ですね。
占有面積が狭いと、必然的にお皿の大きさも小さくせざるをありません。
つまり、ボクらは直感的にお皿の余白に高級感を感じているのです。
デザインでも同じことが言えます。
「余白の美」という言葉がありますが、
限られたスペースの中で、情報量を減らすと、
美しさや高級感を感じやすいということは、
皆さんも実感としてお持ちでしょう。
前置きが長くなりましたが、
DM0は、数々のEC/通販会社さんの支援を行う中で、
初回同梱を設計させていただいてきました。
正確に言うと、初回同梱を含むF1→F2の戦略を組んできました。
その中で、ボクらは、(特に初回の)商品のお届けの仕方に非常に拘っていると思います。
まずは、ボクらが設計に関わった、いくつかの会社の例をB/Aでお見せしましょう。
A社様

B社様

外からはあまりわからないかもしれません。
なので、開けた時の感じを5秒でご覧ください。
A社様

B社様

C社様


D社様


E社様

F社様

いかがでしたか?
最近のOGPでよく見るUNBOXING的に、映えてましたか?
別に映えを狙ってるわけではないのです。
ただ、商品価値を上げているのです。
ちなみに自分のとこの商品をどれくらい愛していますか?
様々な人が手塩にかけて大切に作ったこのコを
あなただったら、どんな風にお客さまにお渡ししたいですか?
その瞬間を頭に描いていますか?
ボクらはEC/通販という特性上、
お客さまが商品を使う瞬間に立ち会えないコトが多い人種だよね。
でも、だからこそ、余計に、
午前に届くのかな?
どこで開けるのかな?
どんな顔するのかな?
っていう
想像力を使わなきゃいけない人種でもあるわけ。
ボクはね。
ていねいに届けたい。
大事に届けたい。
開けた瞬間、わぁっって思ってもらえる形で届けたい。
アゲたい。
たかが箱。されど箱。
料理がお皿で変わるように、商品だって箱で変わる。
それが結果的に商品価値を上げ、
顧客体験を創出し、その後のていねいなコミュニケーションによって増幅され、
ブランド価値を上げていく。
継続率を上げていく。
そう信じています。
たしかに継続のためには、期待・活用・満足を上げるためのお話も大切。
でも、コトバよりタイセツなものって
キミにも経験あるんじゃないかな?
We promise your success!