Golden Route Strategy

~遷移は少ないほうがCVがいい、基本的にはね~神は細部に宿るっていう話

みんなお待たせ!
お盆に書き始めたんだけど、
いつも以上に筆が重くて、
8月終わりになっちゃったぜww
 
まずは、このボクが担当した、
ベネッセ時代のマンガの再色戻を
見てほしいんだけどさ。
 
 
たぶん見る人が見たら、
「これ、再色でやること⁉」
って思うと思うんだよね。
 
たとえば「1/4角開ける」とかww
 
でも、これって
1本で約100万人が見るマンガだし、
予算だって2億だぜ
(ホントは1.5億だけどオレクラスになると予算なんてオーバーしてナンボなんでww)。
1週間で1万2000CVよ。
ぜんぜんやるっしょ。
 
そんで、完成したマンガがこれよ。
 
 
みんなこう思ったんじゃね?  
 
「たいして変わんねー!」
 
その通りだと思う。
でも、違うんよ。
ココで0.1%変わるんよ。
たった0.1%
 
でも、1,000CVだぜ。
 
実はベネッセには、
「最初にヒットを出せないヤツは
一生ヒットを出せない」
っていう
ホントに残酷な都市伝説があるんだけどさ。
 
ボクはそれって
「受け手の気持ちを考えられる力」
は一朝一夕では身につかない
っていう意味なんじゃないかな~
って思ってるんだよね。
 
でも、もう一個大切なコトがあると思ってさ。
 
「自分を信じていること」
 
だと思うんだよね。
 
さっきの例とかもさ。
めっちゃ反対されるんよ。
「そんなに拘る必要ないんじゃないの?」
とか
「そんなんで変わるの?」
とか
「リスク大丈夫なの?」
とか
「予算オーバーなんじゃないの?」
とか
「うまくいかなかったらどうすんの?」
とか
「責任取れるの?」
とか
「運用大変じゃないの?」
とか
「根拠はあるの?」
とか…。
 
 
「うるせーーーーーー!!」
 
一生同じ道歩いとけ。っつーか
外出んなww
 
大抵、今までやったことないコトは初めてで、
大抵、そんなんで変わるん? 
ってコトよ。
 
ちょうどさ、
おもろい例が二つ直近であったんで紹介するわ! 
 
ひとつは、みんな大好き確認画面よ。
いまや、VIVA!改正特商法で、
価格ギャップ&1→2売り等の誤認系の会社さんの
確認画面離脱率は全盛を迎えてるんよ。
 
ドンマイ! 
 
ボクは基本育ちがいいんで、
なるべくそういうのやめたほうがいい
と思ってるんだけどさ。
 
まあ、多かれ少なかれ、
確認画面での表示内容の厳格化と修正可能
っていうルールは、消費者にとって
一定の効果をもたらしてくれてる
と思うんだよね。
 
そこで、最近、
ボット内の確認画面離脱率を下げるために、
「ボット遷移させたほうがいい」ってケースが多い
っていう事実が見えてきたんだよね。
 
 
「いやいや、遷移減らすためにボットにしとんちゃうんかい!」っていうww
 
他にもあってさ。
 
確認画面でおなじみの
規約同意のチェックボックス
ってあるじゃない? 
 
あれもさ、なるべくひっそり
存在させてたんだけど、
ど真ん中にドーンって持ってきたら、
離脱率めっちゃ下がったんよね。
 

でも、こういう、直感に反することでも、
「受け手の気持ち」
よーく考えてみると、腹落ちする部分ない? 
 
要は、確認画面って、
不動産の重要事項説明みたいな
シチュエーションなんだよね。
 
あの瞬間ってめっちゃ考えない?ww
 
たとえば、遷移って、
その逡巡を少しだけ、切ってくれるし、
チェックボックスどーんは、
「はい、はい、わかったわかった!
サインしますよ」
感を出してくれるんじゃないかな? 
※あくまでもお客様のマヨマヨを
防ぐためだから、誤認はやめような。
 
でもさ、たぶん、
どっちもデフォルトの仕様とはぜんぜん違うんよ。
 
こういう細部にまで、
「受け手の気持ち」を張り巡らせるコトが
できるかどうか? 
 
もちろん、
ガタガタ言ってくるヤツ
ばっかりだと思う。
 
でも、
「自分が一番お客さんのコトわかってる」
っていう自信を持って、
日頃からよき消費者であろうぜ。
 
余談だけどさ、
この話には続きがあって、
実は、もっと確認画面離脱を
小さくする手法ってのが見つかったんだ。
 
自分が一番、
本能的にボタンを押すタイミング
っていつだろね? 
 
また、なんか見つかったら教えてくれよな! 
 
We promise your success! 

 
 
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田村雅樹
Masaki Tamura

ダイレクトマーケティングゼロ代表取締役社長。
1972年生まれ。早稲田大学法学部卒業後、「株式会社ベネッセコーポレーション」、大手化粧品会社を経て、2009年に通販専門のコンサルティング会社「ダイレクトマーケティングゼロ」を設立。
通販化粧品・健康食品企業を中心に計500社以上の顧問・コンサルティングを行う。「AMIDAS」や「通販7指標必勝方程式」などの独自理論を打ち立て、クライアントの売上を20倍上げた実績をもつ。
「DMA国際エコー賞」「ケープルズ賞」をはじめ「全日本DM大賞」などダイレクトマーケティングに関する賞を国内外で通算40冠受賞。
著書に『ゼロからはじめる通販アカデミー』(ダイヤモンド社)がある。講演・寄稿等多数。

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